耐久性研究会

耐久性研究会 活動概要

1 目的

 屋外に使われている構造物は、有機、無機、金属からなる素材や、それらを加工して得られる各種材料で構成されている。特に、有機系材料は、実使用条件下におけるさまざまな劣化因子の影響による物理的・化学的変化により機能低下を生じるために、耐久性、耐候性、寿命予測などに関する総合的研究が求められている。

 このような背景のもと、マテリアルライフ学会の研究会として、有機系材料を中心に実使用環境下での耐久性について研究する「耐久性研究会」を発足させたい。本研究会では、屋外暴露試験や実使用された有機系材料について、最新の技術情報と種々の高度な分析評価技術を用いて劣化因子や劣化機構の解明をはかるとともに、得られた知見を活かして実使用環境下での寿命予測や促進試験法について検討を行い、産業の発展に資することを目的とする。

本研究会代表大石 不二夫本学会理事、神奈川大学名誉教授
幹事栗山 卓本学会常任理事、山形大学
滝澤 俊樹本学会企画委員長 、㈱ブリヂストン

2 活動内容

 研究会活動は、研究会会員より研究用として提供された材料について、ワーキンググループ(WG)を設置して行う。WGは、WGリーダーと本研究会幹事が主管となって運営し、WGメンバーは以下の研究活動に積極的に参画する。

  1. 耐候性に関する問題点、課題の抽出と検討
  2. 劣化解析手法の検討
  3. 物性測定、劣化解析結果の検討
  4. 事例集データベースの作成
  5. 寿命予測法の検討
  6. 成果の発表
  7. その他必要な事項

3 運営

  1. 耐久性研究会は、上記の進捗状況により原則として年1回程度総合研究会を開催する。WGは研究成果の共有化会議を適宜開催する。
  2. 耐久性研究会は、マテリアルライフ学会会員であれば本研究会規約(秘密保持規定含む)に同意のうえ研究会参加申込書の提出をもって参加することができる。
  3. 研究会にかかる費用は、研究会内で処理し運営する。

4 研究結果の公表

 研究結果は、原則として学会誌や年次大会などで発表する。発表後の研究会成果は、マテリアルライフ学会の承認を取得し、かつ本研究会の成果であることを明記すれば引用できる。

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